有馬温泉の旅館 元湯龍泉閣



有馬温泉から車で六甲山を越えると、約30分でミナト町・神戸が見えてきます。瀬戸内海に面している神戸地区は、古くからミナトとともに発展してきました。奈良時代以降は、中国大陸への玄関口として栄えました。鎖国下の江戸時代には大阪〜日本海側を結ぶルートの要衝となります。明治維新後は、国際貿易港として発展し、阪神・淡路大震災では大きな被害を受けましたが、2年間で復旧し、東アジアのマザーポート化を進めています。

有馬温泉にお越しの際には、異国情緒漂うミナト町に是非お立ち寄りください。


■縄文〜奈良時代

古代、律令体制下で神社に属して、租・庸・調といった税金を納め、神社の祭祀を支え、維持修理にあたった「神戸(かんべ)」という人々にちなんだ地名であると言われています。神戸の歴史は、垂水区大歳山から出土した石器などから、旧石器・縄文時代にさかのぼることが出来ます。瀬戸内海に面している神戸は、古くから貿易港として「ミナト」とともに発展を遂げてきました。奈良時代には、「務古水門」や「大輪田の泊」が玄関口となり、中国大陸および朝鮮半島と交流しました。


■平安〜室町時代

太政大臣になって間もない平清盛は、中国・宋との大陸貿易に注目し、その拠点として、大輪田泊の修復、1174年には「経ヶ島」の築造を行いました。既に西国路への陸海路の要衝だった港がさらに発展する足掛かりを築きました。また、わずか半年足らずですが、1180年には現在の兵庫区を中心とした地域に福原京を設け遷都しました。しかし、一の谷で敗走した平氏に代わって登場した源氏は、本拠を鎌倉に置いたために、神戸との関係は歴史上ほとんど出てきません。 その後、荘園の発達で年貢輸送船が盛んに往来するようになり、兵庫関が置かれました。鎌倉幕府の崩壊、建武中興、湊川合戦(1336年)を経て、室町幕府が始まりました。室町時代には、足利義満・義教らが兵庫をたびたび訪れているように、兵庫は中国大陸の明との貿易の中心地として栄えました。室町時代以降は、「兵庫の津」と呼ばれていましたが、応仁の乱以降の打ち続く戦乱によって町は荒廃し、海上貿易の中心を堺に譲り、さらに江戸時代に入ると、幕府の鎖国政策で外国貿易も途絶えました。


■安土桃山〜江戸時代

堺に繁栄の座を譲った兵庫が再び台頭してくるのは、豊臣秀吉が堺の商人を大阪に移してからです。1672年に徳川幕府の命で河村瑞賢が西廻り航路を開き、兵庫の町には宿駅も設けられました。幕府は当初、大阪商人に特別の保護を与え、兵庫を圧迫する方針を採っていましたが、自然の良港を持つ兵庫は瀬戸内海第一の集散市場となるなど、その発展を抑えることは出来ませんでした。神戸は、大阪の外港として大阪〜瀬戸内海〜日本海沿岸を結ぶルートの要衝になります。そして、安政の仮条約を経て、まだ一寒村に過ぎなかった神戸に海軍操練所が置かれました。


■明治時代〜現代

王政復古の二日前、1868年1月1日の開港によって兵庫は再び活気を取り戻し、急速に近代化していきます。町には県庁や裁判所などが置かれ、居留地には多くの外国人が住むようになりました。その後、人・物・情報が行き交う拠点として、また、国際貿易港として常に最新施設を整備し、世界を代表する港に発展しました。1894年に現在の大桟橋が竣工、1896年の防波堤の完成で欧米に並ぶ規模の港となり、世界の名だたる豪華客船のターミナル港となりました。 明治維新時に2万人だった人口も1889年の市制施行時には13万人に増加。さらに市勢の発展と周辺市町村との合併で1941年には100万人都市へと発展しました。多様な外国文化と直に接してきた風土や気質は、現在も神戸の街角や市民の心に根付いています。しかし、1938年の阪神大水害、さらには、1941〜45年の太平洋戦争を経た頃には人口が38万人と、約3分の1にまで減少しました。 戦後は、民間貿易の再開や朝鮮戦争特需、さらに1950年代後半の高度経済成長によって復興のテンポは早まり、市勢もそれにつれて回復していきました。1981年に、ポートアイランドの完成を記念した「ポートピア’81」、1985年に「ユニバーシアード神戸大会」を開催し、ファッション、コンベンション、観光都市として独自の情報を発信する都市・神戸をアピールしました。1993年には、市内全域を舞台に「アーバンリゾートフェア神戸’93」を開催し、市民中心の都市づくりの足掛かりを得ました。その後、1995年の阪神・淡路大震災により神戸港も甚大な被害に遭いましたが、わずか2年間で主な施設の復旧を終え、以後は、東アジアのマザーポートづくりを進めています。

1868年(慶応3年) 兵庫港を開港
1892年(明治25年) 勅命により「神戸港」となる
1896年(明治29年) 兵庫運河を起工(1899年に竣工)
1907年(明治40年) 第1期修築工事に着工(新港第1〜第4突堤〈西〉他、1922年に竣工)
1919年(大正8年) 第2期修築工事に着工(新港第4〈東〉〜第6、中、兵庫第1、2突堤他:1939年に竣工)
1923年(大正12年) 国の重要港湾となる
1934年(昭和9年) 東部内貿地帯の埋立工事に着工(1940年に竣工)
1940年(昭和15年) 都賀川西部海面の埋立工事〈灘埠頭〉に着工(1952年に竣工)
1951年(昭和26年) 特定重要港湾に指定され、神戸市が港湾管理者となる
新港第7突堤〈西〉工事に着工(1953年に竣工)
1952年(昭和27年) 新港第7突堤〈東〉工事に着工(1956年に竣工)
1954年(昭和29年) 東部海面第1工区の埋立工事に着工(1960年に竣工)
新港第8突堤〈西〉工事に着工(1959年に竣工)
1957年(昭和32年) 西部海面第1工区の埋立工事に着工(1965年に竣工)
西部港湾物揚場築造工事〈長田港建設工事〉に着工(1961年に竣工)
1958年(昭和33年) 神戸市が海岸管理者となる
(社)神戸港振興協会を設立
兵庫第3突堤工事に着工(1965年に竣工)
1959年(昭和34年) 摩耶埠頭工事に着工(1967年に竣工)
1960年(昭和35年) 東部海面第2工区の埋立工事に着工(1965年に竣工)
1961年(昭和36年) 西部海面第3工区の埋立工事に着工(1964年に竣工)
1962年(昭和37年) 東部海面第3工区の埋立工事に着工(1967年に竣工)
1963年(昭和38年) 神戸ポートタワーが竣工
1964年(昭和39年) 西部海面第2工区の埋立工事に着工(1965年に竣工)
1965年(昭和40年) 東部海面第4工区の埋立工事に着工(1969年に竣工)
新港第8突堤〈東〉工事に着工(1967年に竣工)
東部内貿埠頭工事に着工(1970年岸壁物揚場の供用を開始)
1966年(昭和41年) ポートアイランド造成工事に着工(1981年に竣工)
1967年(昭和42年) 神戸開港100年祭記念式典
シアトル港、ロッテルダム港との姉妹港提携式
コンテナ船が初入港(ハワイアンプランター号)
1970年(昭和45年) ポートターミナル、神戸大橋が竣工
1972年(昭和47年) 六甲アイランド造成工事に着工(1992年に竣工)
1975年(昭和50年) 六甲大橋(1980年一部開通)
1976年(昭和51年) 須磨海岸の養浜工事に着手(1989年に第1期事業が完成)
1977年(昭和52年) 第1回みなとこうべ海上花火大会を開催
1978年(昭和53年) 須磨ヨットハーバーが竣工
1979年(昭和54年) 須磨ヨットハーバー〈南ハーバー〉が竣工
港湾幹線道路〈浜手バイパス東部、新港〜摩耶間〉が開通
1980年(昭和55年) 天津港と友好港提携
1981年(昭和56年) (財)神戸港埠頭公社を設立
1983年(昭和58年) メリケンパーク工事に着工(1987年に竣工)
1984年(昭和59年) 海洋博物館の建設工事に着工(1987年に開館)
1985年(昭和60年) 神戸港長期計画を策定
神戸ハーバーランド整備事業に着手(1992年竣工)
1986年(昭和61年) 明石海峡大橋の起工式
神戸浜手バイパスが開通
1987年(昭和62年) 摩耶埠頭再開発工事に着工(1991年供用を開始)
ポートアイランド第2期工事に着工
神戸開港120年記念式典
1989年(平成元年) 兵庫突堤再開発に着手(1993年第2〜3突堤間の埋立工事を完了)
神戸航空旅客ターミナル株式会社を設立
1990年(平成2年) 神戸・天津友好港提携10周年記念式典
1991年(平成3年) 神戸市客船誘致協議会を設立
1992年(平成4年) 神戸航空貨物ターミナル株式会社を設立
中突堤周辺地区再開発に着手
港島トンネル工事に着工
1993年(平成5年) 港湾幹線道路〈ハーバーハイウェイ〉全線が開通
K-CAT、K-ACT工事に着工
1994年(平成6年) 阪神高速道路5号湾岸線〈六甲アイランド〜関空〉が開通
(財)神戸港厚生サービス協会を設立
K-ACT・神戸マリンルートを開業
1995年(平成7年) 阪神・淡路大震災が発生、2005年を目標年次とする港湾計画を改訂
再開発3地区〈兵庫・新港東・摩耶〉の埋立工事に着工
1996年(平成8年) 日本初の大水深高規格コンテナバースPC-14・15の共用を開始
中突堤西地区〈国産・弁天地区〉再開発の埋立工事を竣工
1997年(平成9年) 大震災の復旧工事を完了
神戸開港130年記念式典
神戸港・武漢港協力関係樹立に関する協議書に調印
1998年(平成10年) 六甲アイランド南事業に着工
明石海峡大橋が開通
神戸港・武漢港技術協力事業覚書に調印
1999年(平成11年) 神戸港港島トンネルが開通
空港島の埋立工事に着工
神戸港港湾管理者EDIシステムが稼動
神戸港・南京港技術協力事業覚書に調印
2000年(平成12年) サンシャインワーフ神戸をオープン
2001年(平成13年) 東部臨海部なぎさ公園をオープン
フェニックス〈神戸沖埋立処分場〉の受入れを開始
2002年(平成14年) リサイクルポートに指定される
2003年(平成15年) 国際みなと経済特区に指定される



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