布引ハーブ園と神戸夢風船（新神戸ロープウェイ）

　[電車]　有馬温泉(神戸電鉄)→ 有馬口 → 谷上(北神急行に乗り換え）→ 新神戸
　[バス]　有馬温泉 → 新神戸
　[車]　　 有馬温泉 → 有馬口(阪神高速北神戸線) → 蓑谷(新神戸トンネル) → 新神戸

新神戸駅を降りて徒歩5分、北野一丁目駅から新神戸ロープウェイ『神戸夢風船』に乗ると、空中散歩です。

ゴンドラからは、六甲の山並み、市街地、北野異人館、布引の滝、神戸港など、海と山に挟まれた神戸の魅力ある風景をたっぷり楽しめます。

布引の滝は、日光の華厳の滝、紀州の那智の滝とともに三大神滝と呼ばれ、古くから数多くの物語や詩歌に取り上げられてきました。
新幹線の新神戸駅の北側、約100ｍの所に「雌滝」が、さらに200ｍの所に「雄滝」があり、この2つの滝に挟まれて「夫婦滝」と「鼓ヶ滝」があり、この４つの滝を総称して、「布引の滝」と呼びます。
雄滝の高さは43ｍで、水は６段に折れながら滝つぼに落ちており、その段ごとに、水流にえぐられた穴が開いています。

ここには乙姫様が住んでいて、竜神となって海へ出かけ、多くの船を遭難から守ったという言い伝えが残されています。布引の滝が白く見えるのは、乙姫様の着る衣が水にさらされているからだと考えられ、多くの和歌に詠まれています。

この滝は平安時代から景勝の地として知られ、多くの人が訪れました。
京都に住む貴族も旧山陽道を通って滝見物を楽しみに来ていたようで、伊勢物語にもその様子が描かれています。
明治の初めになって、花園社という市民団体が布引の滝を詠んだ多くの和歌の中から36首を選び、歌碑を建てました。
この歌碑は、その後、散逸してしまったものが多いのですが、後にいくつか復元され、現在も滝の近辺に点在しています。

布引ハーブ園は、神戸市が市街地にあって、気軽に立ち寄れる憩いの空間として布引公園を整備したもので、香りの植物『ハーブ』をテーマに、『香りと色と味わいの世界を実感できる舞台』として1991年10月にオープンしました。

中世ヨーロッパの古城をイメージした、建物内のレストラン「ハーブガーデン」ではフレッシュ・ハーブをふんだんに使った料理やハーブティーを味わえます。
また、ハーブグッズのお店「グリーンショップ」では、紅茶、ソーセージなどのハーブグルメからアロマグッズ、陶器、ドライフラワーやハーブ苗などいろいろなハーブグッズが揃っており、お気に入りのものがきっと見つかるはずです。
3月21日にオープンしたばかりの「アロマテラピー体験コーナー」では、アロマお香作り、アロマ石けん作り、ハンド・トリートメントなどが体験出来ます。

アロマお香作り体験に挑戦してみました！
お香の原料となる木の皮の粉を混ぜ合わせ、香料でお好みの香り付けをして、いろいろな型に抜いて、自分だけのオリジナルお香を作るコーナーです。

１階は香りについての知識を深める「香りの資料館」です。
ここでは香水瓶や香木など、ハーブや香りに関する資料や、ヨーロッパのハーブのある生活を表わしたドールハウスなどが展示されています。
２階は定期的なコンサートが開かれ、また貸しホールとして演奏会や結婚式にも利用されています。

スパイス工房、香りの温室、ハーブの家など、ハーブと人とのつながりを体験できる施設です。
香りの温室には、聖バレンタインを記念して、イタリアのテルニ市から贈られた「愛の像」があります。ガラス張りの４つのドームには、今まで感じたことがないような、ときめきがいっぱいです。
また、神戸の街を眺めながら、カフェでティータイムをお過ごしください。

約70種類のハーブの主な利用法が分かるように、テーマごとに植栽された見本園です。
料理用、薬用、芳香用．．．．．．と、６つのテーマに分けてハーブを紹介しています。

四季おりおりに青い花で彩られるブルーガーデンをはじめ、上品な香りが広がるラベンダー園、りんごの香りのするハーブ「カモミール」を敷きつめた香りの芝生、滝のレストなど、ハーブをながめながら散策できます。

春期 （3/20〜7/19）
および
秋期 （9/1〜11/30）

・毎月第2、第4月曜日（休日と重なった場合は、その翌日）
・12月29日〜12月31日
・年次定期検査のため1月下旬から約2週間運休
・季節によって閉園時間に変更があります。お問い合わせください。

注）営業時間や料金などの情報は、発行された時点のものです。
詳しい情報は各施設にお問い合わせください。リンク、もしくはＴＥＬ番号をご参照ください。

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