貸切露天家族風呂 神戸有馬温泉の旅館 元湯龍泉閣

魚屋道と山犬の恩返し
むかしむかし、神戸の海辺近くの魚屋さんは毎朝とれたての魚を六甲山を越えて有馬温泉まで運んでいました。この山道を魚屋道(ととやみち)と言います。

ある日、この魚屋道を若い魚屋さんが通っていました。動物好きの魚屋さんは山の中にお腹の空いた山犬がいると思い、ときどき余った魚を投げていました。「そうれ、魚だぞー!おいしい魚だぞー!」

有馬温泉からの帰りが遅くなったある日のこと、六甲の山道をとぼとぼと歩いて帰る魚屋さんの前に一匹の大きな山犬が現れました。「あっ!狼だ!」あわてて逃げる魚屋さんの着物の袖を山犬は力いっぱい引っ張ります。
「ひぇ〜!助けてくれ〜!」
魚屋さんは大きな岩陰に引っ張り込まれました。


その時、ガサガサと大きな音がして狼の群れが山道を通り過ぎていきました。「そうか、魚のお礼に助けてくれたんだな!」この後も、魚屋さんは魚が余ると山犬に魚を分けてあげました。

今では、魚屋道はハイキングコースとして多くの人に親しまれています。



クモの滝
むかしむかし、六甲山でたき木を切っていた一人の木こりがひと仕事終えて有馬の近くにある滝の下まで降りてきました。「あーあ、疲れたなあ。少し横になっていこう。」

木こりは、うとうとと眠ってしまいました。

すると、滝壷の中から巨大なクモが現れて口から糸を吐き、眠っている木こりの足首にぐるぐるっと巻き付けました。クモの所為で、ハッと目を覚ました木こりは、そっと糸を解いて、近くの切りかぶに巻き付けました。「一体、どうなるんだろう?」
やがて、ゴボゴボッと滝壷の水が渦巻いたかと思うとクモが現れて、切りかぶを滝壷に吸い込んでいきました。「アー、助かった!」その後、このクモは有馬の領主様に退治されたということです。

この他にも有馬温泉と六甲山の間に多くの滝があります。
岩に当る音が鼓の音に似ていることから名付けられた「鼓が滝」、白い石が滝壷に敷かれていた「白石の滝」(有馬にやって来た大勢の湯治客が持ち帰ったため、現在では白石は残っていません。)

冬になると10m以上の滝が凍りつく「百間滝」などがあります。



[写真:百間滝]



地獄谷(鳥地獄と虫地獄)
むかしむかし、有馬温泉の山手の谷あいには、温泉の影響で毒水が湧き出ていました。
そこにある池の水を飲むと、鳥も虫も苦しんで死んでいきました。そこで、いつしか、人々はこの地を「地獄谷」、「鳥地獄」、「虫地獄」と呼ぶようになりました。

今では石碑だけが残っています。




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