貸切露天家族風呂 神戸有馬温泉の旅館 元湯龍泉閣

有馬のニ神と三羽烏
神代の昔、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の二神が有馬の地に降臨された折、三羽の傷ついたカラスが水たまりで水浴びをしていました。

数日してカラスの傷が癒えたのを見て、不思議に思われた二神が調べられたところ、この水たまりが実は効能たかい温泉だとわかりました。これが万病に効くという有馬温泉が世に知られる始まりです。 
この後、三羽のカラスと二神は有馬の守護神として崇められています。

願の庭には三羽烏と行基上人の像があります。また、大己貴命と少彦名命は湯泉神社に祭られています。



行基上人と有馬の湯
むかしむかし、行基上人(ぎょうきしょうにん)という名高いお坊さんがいました。上人はとても情け深い方で、人々に大変愛されていました。ある時、有馬へ向かう途中、病人が倒れているのを見つけました。

「どうしたのじゃ」

「有馬の湯に入って病気を治したいのですが、食べ物を買うお金がありません。その上、わたしは、新しい魚しか食べられないのです。」すると、上人は長州(尼崎市)まで行き、新しい魚をどっさり買ってきて、病人に食べさせました。

魚を食べた病人は、今度は「皮膚が痛くてたまりませぬ。あなたの情けで肌をなめてください。」と言いました。上人は、少しもためらわずに言われたとおりに肌をなめました。するとどうでしょう、病人の体から光が発して薬師如来様になりました。

「私は温泉山の薬師如来です。あなたの情け深い心には感心しました。これから、有馬に行って、病の人々を助けてあげなさい。私もそれを助けましょう。」そう言うと如来様は、さっと消えてしまいました。

有馬に着いた上人は薬師如来をお祭りする温泉寺を建てて、病の人々を慰めたり励ましたりしました。

温泉寺には薬師如来と行基上人の像が安置されています。



任西上人とクモの道案内
むかしむかし、神戸周辺に幾日も幾日も雨が降り続いたことがありました。そのために有馬も湯が湧き出なくなり、見るかげもなく寂れていきました。それから百年程たったある年の春のことです。

吉野の仁西上人(にんさいしょうにん)というお坊さんが修行をしていますと、権現様が現れました。そして「摂津の国、有馬山に温泉がある。病気によく効くので行って温泉を開きなさい。庭の木のクモに道案内をさせます。」とお告げになりました。



あくる朝、上人はさっそく有馬温泉を探しに出かけました。険しい六甲の山道を登るクモの後を追って行ったのですが、突然クモの姿が消え、どこへ行ったか分かりません。

上人が途方にくれていると、真っ白いひげの老人が現れました。そして木の葉を手にして「これが落ちたところに温泉がある。」と言って東の方へ投げ、ふっと消えてしまいました。上人は「あっ!あれは権現様に違いない!」と南の空に手を合わせて拝み、木の葉を捜しに立ち上がりました。

次の日、山を下った上人は、木の葉を見つけ出し、それが落ちていた所を堀りました。すると、そこから温泉が湧き出たのです。これが現在の有馬温泉です。

行基上人、仁西上人、豊臣秀吉が有馬の三恩人と言われています。




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