神戸の市街地では、まだ残暑が続いていますが、熱闘甲子園の閉幕とともに、有馬温泉では、すっかり秋の兆しが感じられるようになりました。
この夏も海外からお越しの大勢のお客様にご宿泊いただいておりますが、かねてから念願としておりました“英文版・龍泉閣ホームページ”の10月オープンを目指し、スタッフ一同頑張っております。紅葉シーズンに向けて海外から日本の温泉旅館にネット予約される場合に大いにご活用いただけるよう期待しております。
龍泉閣では、盛夏の最中にインターンシップ(就業体験)として、神戸学院大学の磯田かおりさんと中岡怜子さんのお二人にお手伝いいただきました。臨時スタッフとして、ベテランに負けないよう、連日笑顔で頑張っていただきました。旅館の一般的な仕事以外に、「龍泉閣のホームページや売店コーナーの商品案内を、お客様により分かりやすくお伝えするにはどうすればよいか」という課題にも取り組んでもらいました。スタッフが今まで気付かなかった点を新鮮な視点で見つけてもらえたように思います。

今回の有馬ナビ本文は、表題のように2部構成になっていますが、いずれもお二人のアイデアで、まとめていただきました。有馬温泉の色々な魅力を探そうと、炎天下、太閤通りを始め、瑞宝寺公園や鼓ヶ滝公園まで有馬の街を歩いて回って有馬ナビの取材をしていただき、誠にご苦労様でした。最終日には、フロント・スタッフ全員と記念撮影し、「日記」にてご紹介しました。磯田さん、中岡さん、これからも頑張って下さい。

Welcome to Motoyu Ryuusenkaku
Translated in English as “Dragon Spring Inn and Spa,” Motoyu Ryuusenkaku” offers guests an escape from daily life with all the comforts and charm of a traditional Japanese “ryokan” or inn. Whether it’s the therapeutic benefits of a mineral bath or the culinary delights of Japanese cuisine, we know you will find complete relaxation and satisfaction during your stay.
Nestled in the lush hilltop amid the Arima Onsen or spa resort area, Ryuusenkaku affords a variety of recreational facilities such as an indoor swimming pool and outdoor mineral baths overlooking the beautiful, natural scenery of Arima.
The inn is conveniently located for sightseeing and provides easy access to both downtown Kobe and Mt. Rokko.
In this issue, we’d like to introduce the souvenirs available at our Gift Shop which is located at the front lobby.

The Management
Motoyu Ryuusenkaku




有馬の“涼”を求めて、今回の「有馬ナビ」は、私たち、磯ちゃんと怜ちゃんのコンビが担当させていただきます。

私たちは、8月後半、神戸学院大学のインターンシップ生として龍泉閣にお邪魔しましたが、“有馬の街づくり”を研修テーマとした活動の中で、ぜひ有馬の街の魅力を伝えたいと思いました。今回は、私たちから見た有馬温泉をご紹介します。

ちょうど盛夏の最中の就業体験でしたが、有馬温泉には涼しさを感じさせるスポットが数多くありました。昔から大勢のお客様に避暑地として利用されてきた有馬温泉の“涼”を感じさせるスポットをご紹介します。


かつて、有馬温泉は、神戸に居住する外国人の避暑地でもありました。彼らは五衛門風呂に温泉のお湯を汲み入れ、沸かして楽しんだそうです。蒋介石やグレースケリーなどの著名人も有馬温泉を訪れています。

標高 約400mの有馬は、真夏でも神戸の市街地より気温が3℃程度低く、過ごし易い避暑地となっています。

「六甲川」と「滝川」が、有馬温泉の中心街で合流し、「有馬川」になります。6月の前半には、有馬川の川原で蛍の群舞も鑑賞できます。
 





有馬の南端に位置する「鼓ヶ滝公園」は、瑞宝寺公園とともに、名勝の地として知られる公園で、ここには「鼓ヶ滝」という滝があります。滝壺に落ちる水の音が周囲の岩に反響して鼓を打つ音に似ているところから、こう名付けられたとされています。六甲山の清らかな水が滔々と流れ落ち、森林浴に最適です。夏には涼やかなカジカの鳴き声が聞こえ、秋には紅葉の人気スポットになります。紅葉のピークは、有馬の他の地域より少し遅めのようです。鼓ヶ滝に続く「滝道」では、木々が目を楽しませてくれます。森林浴を楽しみながらの散策がオススメです。


鼓ヶ滝の近くには、釣りのできる「ます池」があり、夏休みには家族連れに大人気です!
住所: 神戸市北区有馬町1668
TEL: 078-904-0309
営業時間: 9:00〜17:00
休園日: 毎週 水・木曜日と年末・年始
(祝日の場合は翌日休園。春・夏休みとGWは無休)
入園料: 大人(中学生以上)150円、小人(小学生以上)80円
釣り料: 小マス釣り→ 1,000円(3尾付き・料理込み:唐揚げ・塩焼きにします)4尾以上は、1尾250円(料理込み)でお買上げいただきます。
親マス釣り→ 竿代100円 釣り上げていただいた魚は100g 270円(料理別)でお買上げいただきます。
夜の滝川の景観です。
夜間は川がライトアップされるので雰囲気があり、夜の散策にとっておきの“涼”スポットです。目でも涼しさを感じられます。
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有馬温泉の中心部には、「湯けむり広場」があります。
神戸電鉄の有馬温泉駅から近く、有馬の中心にある公園です。真ん中にいる河童の小便小僧は、有馬の姉妹温泉である定山渓温泉より贈られた、小さくてかわいい河童の銅像です。


「酒市場」は、太閤通りに面したお土産品店の一つです。有馬の地酒や、てっぽう水などを取り揃え、オープンしたばかりのお店です。カウンターやお店の前のベンチに座って、お隣にある「有馬市」の揚げたての天ぷらを片手にビールを飲むお客さんが増えています。

「有馬市」のお店情報: TEL 078-903-2536
営業時間9:30〜18:30
定休日 毎週火曜日(祝日は営業)
「酒市場」のお店情報: TEL 078-903-1126
営業時間9:30〜18:00
定休日 毎週火曜日

「金の湯」の直ぐ前に、バー・ラウンジ「ニュールンベルグ」があります。このお店は昼間から営業しており、昼はランチのお客さんでにぎわっています。

有馬市

有馬市

酒市場

酒市場

ニュールンベルグ

ニュールンベルグ

夜間は公園がライトアップされ、虹色に彩られます。とても幻想的な雰囲気に見とれてしまいます。階段を登って、中へと続く道があり、右側の写真のように中まで入ることができます。正面から見た時とは、全く違う景色が見られます。ぜひお試し下さい。


ニュールンベルグは夜になると、昼間とは雰囲気が変わり、大勢の人がおしゃべりをしながらお酒を楽しんでいます。カウンターの他にも奥に席があるので、ゆっくり座れます。お風呂上りにいかがでしょうか?
黒ビール(400円)、ドイツのニュールンベルグ・ソーセージ(600円)などのメニューの他、ソフトドリンクも100円で楽しめます。
「ニュールンベルグ」お店情報: TEL 078-904-0553 
営業時間10:00〜22:00
定休日 年中無休

住宅街にひっそりたたずむのは、「茶房チックタク」です。昼間も営業していますが、夜はいっそうレトロ・モダンな雰囲気になります。お料理の内容もお店のこだわりを感じ、とても美味しいです。
「茶房チックタク」お店情報: TEL 078-904-0512
営業時間10:00〜22:00
定休日 毎週火曜日


 
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瑞宝寺公園は、有馬の東より、紅葉坂を上ったところにあり、とても静かな落ち着いた雰囲気の公園で、流れる水の音がどこからともなく聞こえてきます。秋の紅葉が特に有名で、この公園の中には休憩所が点在しており、ゆっくり紅葉を楽しむことができます。紅葉シーズンになると、おでん、うどん、甘酒などが楽しめる「もみじ茶屋」がオープンします。
また、神戸市の「花の名所50選」にも選ばれており、春には美しい桜が見られます。この公園には、太閤秀吉が「いくら見ていても飽きない」と、ほめたという清閑な庭があります。また、時の経つのも忘れるという所から、別名「日暮らしの庭」とも「錦繍谷」とも呼ばれています。秀吉の死後、1604年に大黒屋宗雪が瑞宝庵を創設し、その孫、寂岩道空は黄檗宗に帰依し、瑞宝寺を新しく建立しました。1873年に廃寺となりましたが、1951年に神戸市が瑞宝寺跡を公園として整備しました。
とにかく自然が一杯で、深呼吸をしたくなる場所です。紅葉シーズンには、ぜひお越し下さい。
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有馬の街の中心地にあるのが「親水公園」です。ここでは7月から8月まで「涼風川座敷」が開催され、連日大勢の人が訪れます。期間中は毎日、19:00〜22:00まで、有馬芸妓衆の踊りや、いろんなステージ・イベントなども見られます。毎週土曜日にはビンゴ大会も開催されます。
お祭りにはタコ焼き、鯛焼き、おでん、枝豆、かき氷などの屋台が並び、射的、輪投げ、スーパーボールすくいのゲームも楽しめます。

 
【春・有馬の桜】
春の有馬は、温泉寺や有馬川沿いの桜並木など、街中が桜色に染まります。オススメは、善福寺にある樹齢260年を越える4本の糸桜(一重咲きのしだれ桜)です。夜にはライトアップも行われ、美しい夜桜を楽しむことができます。
【秋・有馬大茶会】
秋は茶会の季節です。毎年11月には、秀吉公の遺徳を偲ぶ有馬大茶会が開催されますが、表千家と裏千家が交互に席主をお勤めになります。表千家の年には、瑞宝寺公園において副席が設けられ、緋毛氈を敷いた野点席で一面の紅葉を楽しみながら優雅な時間をお過ごしいただけます。残念ながら、今秋は、裏千家の年なので、来年までお待ち下さい。
【冬・入初式】
湯泉神社で毎年1月2日に入初式が行われます。 湯泉神社の御神体、および有馬の恩人である行基菩薩・仁西上人の木像を輿に乗せて、神官、僧侶、旅館の主人、有馬芸妓の扮する湯女などが練行列を組んで式場に向い、そこで古式豊かな儀式が行われます。
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これらの写真は、有馬の街の中にある面白いものばかりを撮ったものです。それぞれ有馬の街のどこにあるのでしょうか?有馬にお越しの際は、ぜひお探し下さい!きっと有馬の違う一面も発見できるのではないでしょうか?

ひょうきんなカエル。すましてます。

ちょっと眠そうな大仏様。結構大きいです。

タバコを吸うタヌキ。寝タバコは禁止です。

セクシーなブタ。絶対落としません。

昔のヒーロー、今も健在です。

実は有馬で一番高いひょうたんかも知れません。

エビス?ギビス?

いつも笑っていて、元気な二人です。

みんな福耳です。

だよね♪

さっきのブタと何かが違います。

よく見たらヒントが隠されています。

こんな所にこんな物が!?

モデルは人間です。

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今回の有馬ナビは、暑い最中にインターンシップの学生さんお二人に大変頑張っていただきました。次回の霜月号は、再びスタッフの手で纏め上げますので、どうぞ宜しくお願い致します。(2005/9/10)

※このページは2005年9月に発行されたものです。
最新の有馬温泉と周辺観光地の情報は『龍泉閣日記』をご覧ください。



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