沙羅の花と一絃琴の鑑賞会

「沙羅の花と一絃琴の鑑賞会」サイトは2016年よりURLを変更いたしました。
新しいサイトは以下をクリックしてください。
新URL:http://arimas.jp/sara/index.html

イベント概要

日本最古の温泉地として多くの湯治客でにぎわう有馬温泉の中心にある念仏寺の初夏の見所は、庭に咲く樹齢300余年の沙羅双樹の花です。1日で散るところから無常を感じる花とされます。次から次へと咲き、そして散り行く花は苔の庭一面にちりばめられ、耳を澄ますと落ち花の音もかそけく心澄み渡るといわれています。

当会では、沙羅双樹の花を背に、念仏寺住職の法話で愉しんでいただいた後、須磨琴保存会の先生方の一絃琴の演奏をお聴きいただきます。また、開演前には沙羅の茶会として、お茶と沙羅の花をイメージした限定のお茶菓子をお召し上がりいただきます。

昭和60年(1985年)よりはじまり、たくさんのご愛顧をいただき、本年で31回目を迎えます。儚くも美しい"沙羅の花"と"須磨琴の音色"にひとときの「癒し」を感じていただければ幸いです。

※会場が寺院の為、仏事行事が入った場合中止になることがあります。その際はあしからずご了承ください。

日時2015年6月21日(日)・22日(月)の2日間(1日4回、計8回)
第1回 9:00開場、10:00開演
第2回 11:00開場、12:00開演
第3回 13:00開場、14:00開演
第4回 15:00開場、16:00開演
会場念仏寺 (兵庫県神戸市北区有馬町1641)
参加募集人数各回とも定員100名様
参加料お一人様 1800円(税込)
(お抹茶、お茶菓子、住職の法話、一絃琴の鑑賞)
主催(一社)有馬温泉観光協会青年部
お申し込みページ下部の予約フォームよりお申し込みいただくか、往復はがきに、代表者の氏名・住所・電話番号・参加人数・鑑賞希望日・鑑賞希望回(※第2希望まで)をご記入の上、下記までご郵送ください。

〒651-1401
兵庫県神戸市北区有馬町790番地3
有馬温泉観光総合案内所「沙羅の花と一絃琴の鑑賞会」係 宛

締め切り日郵送:2015年6月12日(金)(当日消印有効)
インターネット:開催日の前日まで
お問い合せ有馬温泉観光総合案内所
TEL 078-904-0708

念仏寺の歴史

念仏寺

有馬温泉の中心にある念仏寺は、1532年の創建で、開基は岌誉上人です。創建時には、谷之町にありましたが、慶長年間に現在地に移っています。見晴らしの良い高台で、太閤秀吉・北の政所の別邸跡と言われる、有馬の一等地でした。
徳川家康の檀那寺である大樹寺が浄土宗であったので、同じ宗派の念仏寺に特別の配慮があったものと思われます。
現存の本堂は有馬温泉で最も古い建造物で、1712年の建立です。
ご本尊は快慶作と伝えられる阿弥陀仏立像、また法然上人画像「月輪御影(つきわのみえい)」も寺宝として所蔵されています。また、神戸七福神巡りの一つである寿老人が祀られており、参詣人が絶えません。

沙羅の花のいわれ

沙羅の花

平家物語の冒頭に出てくる「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」で知られる沙羅の木は夏ツバキの別名で、花の見ごろは6月中旬から下旬です。
朝咲いて夕方には散ってしまう所から、世の無常を象徴していると言われます。
念仏寺の庭では、樹齢300余年の沙羅の木を中央にして、二つの石が相対座しています。
向かって右を「ハマグリ」石、左を「スズメ」石と呼び、中国のことわざ、「雀は海に入り蛤となる」を表現したものと言われています。突風にあおられた沙羅の花がポトリとこの石の上に落ち、転がった後、苔の上で静かに休むという情景は、正に静寂そのものです。
沙羅双樹は、お釈迦さまが入定された時、いっせいに花開き、その死を悲しんだと言われ、仏教とゆかりの深い銘木です。ある書物には、「沙羅の花は一日だけの生命を悲しんでいるのではなく、与えられた一日だけの生命を精一杯咲き尽くしている」と記されています。

一絃琴(いちげんきん)

一絃琴

一絃琴は、一枚の板の上に一本の絃を張っただけの極めて簡単素朴な楽器で、板琴、一つ緒の琴と呼ばれることもあります。
一絃琴の歴史は、一千百余年の昔(平安時代初期)、中納言、在原行平が勅勘を被って須磨の地に流されたとき、渚で拾った板切れに冠の緒を張って琴を作り、岸辺の葦の茎を爪にして、その琴を弾じながら、はるか都を偲び、自らの寂寥を慰めたのが始まりと伝えられています。
このため、古くから「須磨琴」と呼び慣らわされてきました。
江戸時代に河内国の高僧、覚峰律師によって復興され、名人真鍋豊平の活躍もあって、幕末から明治前半にかけては、高貴風雅な音楽として、文人墨客の間に愛好されていました。
しかし、その後、西洋音楽の流行に圧されて衰微の一途をたどり、戦後は、一絃琴を演奏できる人がほとんどいないという状態になってしまいました。しかし、現在では須磨琴保存会の努力により、1976年には兵庫県重要無形文化財の指定を受けるまでになっています。

地図

※会場には駐車場がございません。近隣の有料駐車場をご利用いただくか、公共交通機関でお越しください。

空席状況

【第1回】
9時開場
10時開演
【第2回】
11時開場
12時開演
【第3回】
13時開場
14時開演
【第4回】
15時開場
16時開演
6月21日(日)
6月22日(月)

○・・・空席有り △・・・残り僅か ×・・・満席

現状に近い空席状況を表示しておりますが、万一のタイミングで満席になっている場合は、第2希望回へのご変更をお願いする場合がございます。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

予約フォーム

本年度の受付は終了いたしました。

〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町790番地3 (一社)有馬温泉観光協会
有馬温泉のお問い合わせは、有馬温泉観光総合案内所までTEL 078-904-0708
この事業は、平成27年度神戸の魅力づくり事業の補助を受けて実施するものです。